「丸みボトルの可愛さとキレの良さ。甲子 本醸造 上撰の魅力とは?」

こんばんわ。

日本酒ブロガーの拓醸です。 年間100本ほど日本酒を飲みながら、現在は千葉県を中心に各地の日本酒をテイスティングしています。

普段はお酒メーカーで働く20代で、日本酒検定3級を持っています。 三度の飯より日本酒が好きで、家では梅酒を漬けてお酒の変化を楽しむほど、日本酒が生活の中心にあります。

日本酒は“土地の空気”まで感じられるのが魅力。 米や水、気候、蔵人の技、歴史…その全部が一本に詰まっていて、地域ごとにまったく違う表情を見せてくれます。

このブログでは、日本酒と地域の魅力をゆるく、楽しく、ときどきマニアックに紹介していきます。 あなたの“次の一杯”や“次の旅先”のヒントになれたら嬉しいです。

【基本スペック】

  • 銘柄:甲子 本醸造 上撰
  • 品目:清酒
  • 原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール
  • 精米歩合:70%
  • アルコール分:15度
  • 内容量:180ml
  • 製造者:株式会社 飯沼本家(千葉県印旛郡酒々井町馬橋106)

【テイスティングレビュー】

: 透明で澄んだクリアな色合い。雑味のなさが見た目からも伝わる。

香り: 控えめながら、ふわりと柔らかいニュアンスが感じられると感じる。

味わい: 口に含んだ瞬間、キレのあるシャープな口当たり。
今回は低い温度でいただいたため、香りや口当たりがやや抑えられているようにも感じる。

スタイル: 香りの弱さとキレの良さから、酒質としては爽酒に分類される印象。日本酒に入りたての人でも楽しみやすい、親しみやすい味わい。

食中酒としての魅力: 軽快な飲み口とキレの良さから、どんな料理と合わせてもいいと感じた。どんな料理でも口の中をすっとリセットしてくれる。
 常温(20度前後)まで上げると、香りのふくらみや米の柔らかさがより楽しめるタイプだと思う。

【酒蔵の特徴】

  • 創業は元禄年間(1688〜1704年)                            約300年以上続く、千葉を代表する老舗酒蔵。
  • 自家精米へのこだわり                                   昭和13年から精米機を導入し、現在も自家精米を継続。 原料処理から丁寧に行うことで、酒質の安定と個性を生み出している。
  • 伝統と革新の両立                                     伝統的な酒造りを守りつつ、「きのえねアップル」などリンゴ酸多産酵母を使った挑戦的な酒も展開。 若い世代にも届く“新しい日本酒像”を積極的に発信している。
  • “場づくり”に力を入れる蔵                                 酒蔵見学、カフェ、ギャラリー、ショップに加え、キャンプ場まで併設。 「酒蔵で過ごす時間」そのものを楽しめる、体験型の酒蔵として人気。
  • 地域との深い結びつき                                  酒々井(酒の井戸が由来)の土地とともに歩み、地域文化の発信拠点としても機能している。

【感想】

ボトルが丸みを帯びていて、手に取った瞬間に“かわいい”と感じる一本でした。 味わいはキレがありながら、飲み進めるほどにその奥にある柔らかさがじんわりと広がります。 本醸造らしい軽快さと、飯沼本家らしいやさしい酒質が心地よく調和していました。

酒蔵自体もキャンプ場を併設していたり、歴史ある建物が残っていたりと、訪れるだけで楽しい場所。 その場の空気を吸いながら飲むと、一本の酒の背景がより深く感じられました。

【日本酒の知恵:薫酒(くんしゅ)とは】

薫酒とは、文字通り“香りを楽しむ日本酒”のこと。 吟醸酒・大吟醸酒に多く、華やかな吟醸香が特徴です。

  • 香り(吟醸香)が高い                                   りんご、メロン、白い花のようなフルーティーな香りが立ちやすい。
  • 口当たりが柔らかい                                    香りの印象と調和する、軽やかで上品な飲み口。
  • 酒器はワイングラスが相性抜群                               香りをしっかりと感じられる形状のため、薫酒の魅力が最大限に引き出される。

個人的には、日本酒の4分類(薫酒・爽酒・醇酒・熟酒)の中で、薫酒がいちばん好きです。 香りが立ち上がる瞬間の“わくわく感”は、何度味わっても飽きません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました